その24 タイトル「司法書士ってなに?」05 Sep. 2022
こんにちは。司法書士の竹野です。
前回に引き続き、司法書士についてお話したいと思います。
Q3. 司法書士っていつからいますか?
代書人と呼ばれていた時代から考えますと、150年前から存在しております。今年がちょうど150周年。150歳ということになります。
1872年(明治5年)に司法職務定制が公布され、司法書士の前身である代書人制度が創設されました。
これまで150年もの長きに渡り司法書士が受け継がれてきたのは、司法書士の諸先輩方が、真摯に業務に取り組み、そして国民から必要とされ続けてきたからに他なりません。
みなさまの司法書士への信頼をこれからも守り、次の時代へ引き継がなければならないと思っております。
→今年が150歳なんです。歴史が長いです。ありがたいです。
自分の力だけで仕事が出来ているのではなく、先人の努力の上に今の自分がいるんだな
と思います。なかなかこういう機会がないと立ち止まって考えることもないなと思い、反省しきりです。
Q4. 登記って重要なの?
極めて重要です。登記がされなければ、相続した土地を他の人に自分のものだと主張できません。主張できないということになれば、その土地を売ることもできませんし、担保にいれることもできません。
今後、相続登記や住所変更登記が義務化されることになります。これらの登記の担い手である司法書士には、今まで以上に登記制度の周知啓発や登記申請の促進を図ることが求められていると感じております。全国の司法書士が一丸となって国民の期待に応えていきたいと思っております。
→登記って何の意味があるのか?ということですが、とても重要な意味があります。
登記をすると、第三者に対抗できる「対抗力」というものを備えることが出来ます。
登記をすれば無条件で、どこのだれに対しても、この不動産は私も持ち物だ。と言えるんですね。逆に、登記をしないと、第三者にこの不動産は自分の持ち物だ、と主張するためには、たくさんの証拠を集める必要が出てきてしまいます。
次回も司法書士のお話です。(その25に続きます)