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ある一つの相続の物語④21 Nov. 2022

私が通っていた幼稚園は、仏教系の学校の附属の幼稚園であった。仏式の儀式があったことは覚えているが、定かではない。
なぜ、両親が私をその幼稚園に通わせたのかは、今となってはわからないが、幼稚園のホームページを見ると、そうそうたる小学校への進学実績が記載されているから、その後の進路を考えてということはあったであろう。なお、私が通った小学校の名前はそこに書いていない。

幼稚園に通っていたとき、少し離れたところにあった幼稚園には、母が自転車の後ろに乗せて連れて行っていた。
現在、子どもを幼稚園に通わせている私としては、どのような交通手段で幼稚園に通うかというのは、相当程度重要な問題である。家の前まで幼稚園バスが来てくれれば別であるが、そうでない限り、必ず毎日送迎が必要になるからである。

母は元々看護師であったが、私が幼稚園に通う歳になると専業主婦をしており、子どもの養育に関してはほぼ一手に引き受けていた。
日本の専業主婦世帯は、私が3歳の頃には、共働き世帯の約2倍程度存在した。専業主婦世帯は減少傾向にあり、共働き世帯は増加傾向にあって、平成3年ころには、世帯数としてはほぼ同数となり、平成8年以後は、共働き世帯の方が多く、平成26年には、2倍とまではいかないものの、共働き世帯数が専業主婦世帯数を大きく上回っている。
そのような意味では、当時の子育て世代の就労状況は、現在とかなり異なるように思える。まあ、幼児であった私にとってはとくに実感はないのであるが。

ともあれ、専業主婦であるがためか、そのために専業主婦となったのか、教育熱心である母親と子の関係が、その後の私の人生を大きく左右していることになるのである。