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相続税計算の概略10 Jan. 2022

こんにちは。税理士の野中です。

今回は相続税計算の概略を説明します。

相続税は、亡くなった人の財産を取得した方が、取得した財産の評価額に応じて負担する税金です。相続が発生した場合、相続財産全体に税金が課されるわけではありません。相続財産の金額が基礎控除額以下の場合には、相続税はかかりません(この場合は相続税の申告も必要ありません)。

基礎控除額を超えた額に対して相続税が発生します。

<基礎控除額> 3,000万円+600万円×法定相続人の数

例えば、法定相続人が妻と子供1人の場合の基礎控除額は以下になります。

3,000万+600万×2人=4,200万円

また、生命保険金や死亡退職金は、それぞれ非課税限度額(500万円×法定相続人の数)までは相続税はかかりません。

上記のとおり、相続税は相続人が多いほど基礎控除額が大きくなり、発生する税金は少なくなります。そこで、養子縁組をすることで相続人を増やせますので、基礎控除額や生命保険金等の非課税限度額も増額となります。ただし、法定相続人とみなされる養子の人数には制限があるので注意が必要です。

生前に相続税対策を検討する場合、または実際に相続税を申告することになった場合に、相続税がいくらになるかを概算でも把握しておくと安心できると思います。相続税に不安がある場合はお気軽に当センターにお問い合わせください。