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名義株について07 Mar. 2022

こんにちは。税理士の野中です。 

今回は名義株について説明します。 

名義株とは、株主名簿上の株主と実際の所有者が一致しない状態となっている株式のことです。 

名義株が発生する原因として、旧商法における会社設立時の名義借りがあります。旧商法の会社設立時には7名以上の発起人が必要でしたので、実際は創業者が資本金を拠出していたにもかかわらず、親族や役員などから名義を借りていたケースがあります。この場合は名義を貸していた人は株式の取得資金を負担していませんので、名義株となります。 

時間の経過とともに当時の状況を知る者がいなくなると、名義を貸していただけなのか、真の所有者なのかが分からない場合も起こり得ますので、名義株があると分かったら直ぐに対策する必要があります。場合によっては、名義を貸していた人が経営に介入してきたり、株式の買い取りを要求してくることも考えられます。 

また、名義株の存在が発覚するのが、創業者の生前だけでなく、創業者の相続の際も想定されます。 

名義株の対策には時間や手間がかかる場合も想定されるため、名義株について不明な点等がありましたら専門家である当センターにご相談ください。